この日は、ガイドさん付きのツアーを申し込んで、1日トレッキングです。登山口(小港の方)まで車で行き、そこから千尋岩まで行って、お昼を食べて帰ってきます。道のりは往復8~9キロ程度で、高差は300メートルほどです。
8時半にホテルまでお迎えが来て、他の方とも合流し、ガイドさん入れて、6人で出発です。最初は、登山口で、小笠原の自然についてと、山歩きの仕方のレクチャーを受けてから、上り始めます。登山口では、最近お決まりの、外来種を侵入させないための靴底洗浄もしっかりありました。ついでに、服についた種子なども入れないように、コロコロもあって、かなりしっかり対策をしているという印象でした。
今までの島とか山は主に植物の種子に対しての対策だったような気がしましたが、小笠原の固有種にはカタツムリが多いみたいで、外来種と言うと「プラナリア」対策が大きいみたいでした。プラナリア。切ったら、増えるというあれですよね。こんなところで嫌がられる対象だったんですね。
登山口から、ずんずん森の中へ、途中、植物や動物の話を聞きながら、ゆっくり進みます。出発前に熱中症防止のために飲料水は2L持って行ってくださいねと言われて、どんだけ暑いんだと思い、ちょっとひるみましたが、森の中の日陰はとても涼しくて快適でした!ちなみに、あまりに重いので、水は1.5Lにしてしまいましたが、わたしはぎりでした。
そして千尋岩(ハートロック)に到着。大パノラマの絶景です!素晴らしかった!ここでお昼も食べました。しかし、これが一番きつかった。頂上付近は潮風のため、低木地帯で、しかもさらに岩の上付近は赤土ではげ山です。なので、日陰が全くない!見晴らしが一番いい部分でしたが、直射日光ががんがん当たるので長居すると辛いです(笑)。
昼食後は下山。生き物のお話もたくさんしてもらいましたが、小笠原は太平洋戦争の激戦地となった硫黄島に近いので、戦跡もたくさん残されていて、その話も聞くことが出来ました。ここの登山道は、戦中は軍道として使っていたところだそうです。そのため、廃棄された車や、生活用品が残されていました。そして、空襲や艦砲射撃による被害の跡も残されていました。
下山後、16時ごろホテルに到着です。1日かけて、じっくりと小笠原の自然と歴史を満喫しました。ガイドさんが同行していないと、入れないそうなので、貴重な体験をさせてもらって大満足です。
今回のトレッキングですが、アップダウンのあるところを歩いていくのはもちろんですが、道が整備されているところはほとんどなく、普通の登山道よりも、歩きにくいと想定して行った方がいいと思いました。今回は雨が降った後だったので、田んぼの代搔き状態で、かなりぬかるみがありました。ガイドさん同士、そんな場所を共有していて、歩きながら整備もしているみたいでした。好きなことを仕事にしているのは素敵ですよね~。他には、石もごろごろあったので、くるぶしが隠れるタイプのトレッキングシューズを持っていけばよかったなと思いました。
そして、翌日から徐々に筋肉痛が現れ、翌々日がピークとなりました。確実に年齢を重ねてきています!今年来られてよかった!
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