スポンサーリンク

11月に読んだ本。

発現 ★★★★☆

記憶が遺伝するというところが凄い面白かったです。死ぬまで逃げられないし、自身が死んだとしても、次の世代に否応なく渡してしまう、繋がりを断ち切れない怖さがありました。

戦争体験からくるお話でしたが、いろいろな角度からの行動や思いが描かれていて、それも面白かったです。時代や立場が変われば、生死の基準も変わってしまいます。些細な判断の結果が、大きな後悔に繋がることがあるし、その判断基準さえもずれていたらと、いろいろな意味で怖いお話でした。

神遊び ★★★☆☆

村にまつわる肝試しを中心に話が広がっていくのが面白かったですが、盛り上がりに欠けていた気がします。登場人物が繋がっていますが、短編だからなのか、出された伏線が回収されず、疑問のまま終わってしまった作品もあって、消化不良な部分が残ってしまいました。怪異で突き進むのか、なんかしらの細工があるのか、はっきり分かったら、さらに面白く読めたのかなと思いました。

解説を読んで、コバルト文庫の方だということに気付く、すごく親しみを感じました。昔はめちゃくちゃ読んでました。今は、一般文芸に出ている作家さんの物しか読まなくなってしまいましたからねー。新しい人を発掘する気はないけど、現在進行形で執筆している作家さんの作品があれば読んでみたくなりました。

最近、YouTubeばっかり見ていて、読書量減りました。あ、あと漫画サイトの無料版ばっかり読んでいます。課金し出したら終わりだと思って、自重してますが、続きが読みたい作品結構あって、まずいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました