通勤時間が長くなったので、読書時間もちょこっと増えました。乗り換えなしなので、続けて読めるのも大きいです。ただ、バス通勤なので、体調が良くない時は酔ったり、帰宅の時は薄暗くて読みにくかったりするので、1日の読書量はだいたい30分くらいかなーと思います。
巌窟王 (講談社青い鳥文庫) ★★★★★
そんなにも面白いのか、でも、長い物語を読む気力がないな、大まかなお話の内容が分かればいいなと思って児童書を読んでみました。
面白かったです!でも、要約されているので、一つ一つのエピソードが短くて、関係者の名前を覚える前に、次のエピソードに行ってしまうので、いつどんな時に登場したのか思い出すのが難しかったです。この邂逅と結び付ける作業が面白い物語なのに、上手く読めなかった自分が悔しいです。最近、名前覚える問題が深刻です(笑)。
あとがきに、山内義雄さん訳の「モンテ・クリスト伯」がおすすめされていたので読んでみようと思いました。
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TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫) ★★★★★
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「匣」の過去と現在のからみがだんだんわかってきて、次の巻でいよいよクライマックスです。ちょっとずつ明らかになってく真相も面白いです。身近な人の過去の繋がりが分かって、見方が変わってきたり、思い入れも変わってきたりで、変化も楽しいです。
思い入れが強くなる分、メリーさんの件はかなり泣けてきました。人との繋がりとか、美味しそうな食べ物とか、いろいろ楽しめるところも好きなところです。そして、何と言っても、シリーズがちゃんと完結されるのが嬉しいです!寂しい気持ちはもちろんありますが、すっきりしたいという気持ちも大きいので嬉しいです。次も楽しみです。
烈風ただなか (角川文庫) ★★★★★
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ついに父の隠していることが明らかになりました。そして、兄の真相も語られることに。隠されていた部分を知ることで、疑心暗鬼からの不安や恐れが、知ることで未来への不安や怖れに変わっていきます。生きることは、苦しみを2倍にも3倍にも背負っていくものなのかと、それでも生きていくことにためらわないことが、主人公の魅力です。
「何のために生きているのか」は「何故生まれたのか」の理由付けになると思います。必ずしも明確な答えが必要ではないけど、未来を明るくするためにとか、豊かに生きるためにとか、希望を感じられる生き方に繋がるのならいいなぁと思います。
廃墟の白墨 (光文社文庫) ★★★☆☆
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好みではないですが、視点が入れ替わることで、間延びせずに読むことが出来ました。大人が酷くて、子どもに影響が行くのを、「しかたない」としたくないです。
これでもかというほど、悪い方の道を選んでしまうことに対して、「器用には生きられない自分を肯定する物語として読む」と解説に書いてありました。この本の登場人物の不器用を肯定するのであれば、責任をもった生き方は合わないのだから、それは一生、明石ビルからは出られない生き方なんだろう思いました。
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