根津にある「花影抄/根津の根付屋」で開催されていた、由良薫子さんの個展「近視水族館 陶根付展」を見に行ってきました。昨年、蔵前で開催された「近視動物園」がとても印象に残っていたので、今回の展示も楽しみにしていました。
今回は水族館の生き物をテーマにした陶根付展です。「近視」というタイトルには、由良さんが眼鏡を外した裸眼の見え方をもとに、生き物を観察し、その印象を作品へ落とし込むという制作手法が込められています。ぼんやりと見える姿から生まれた造形から、はっきりとした輪郭が現れ、形になって存在するのが凄く面白いです。
会場に並ぶ作品数は、「近視動物園」と比べると少なめでした。それでも、どの作品も見れば見るほど細部まで個性があふれていて、いつまでも眺めていたくなります。
特に印象的だったのは、陶器とは思えないほど鮮やかな色彩です。彩色に選ばれた色の組み合わせや発色が美しく、思わず見入ってしまいます。さらに、細かな模様や表情まで丁寧に描き込まれていて、小さな作品とは思えないほどの情報量と存在感です。
じっくり見ていると、一度見ただけでは気づかなかった発見があり、角度を変えたり少し離れたりしながら眺めていると、新たな表情が次々と見えてきます。今回も、由良さんならではの独特の世界観を存分に楽しむことができたので、行けてよかったです。いつか、抽選に応募してみたいです。
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