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映画『ウィキッド』を観てきた。劇団四季で観たはずなのに…

映画『ウィキッド』を観てきました。以前、劇団四季の舞台でも観たことがあるはずなのですが、物語の内容をほとんど覚えていませんでした(笑)。

映画のオープニングで、左下に「オズの魔法使い」のドロシー一行が映った瞬間、物語の世界に一気に引き込まれました。あの小さな演出がとても印象的で、これから何が始まるんだろうという期待感がぐっと高まります。

ただ、オズの魔法使いとウィキッドの関係について調べたことないので、物語の時系列や背景がとっても気になりました。オズが陛下として登場するということは、ドロシーが帰った後の話なのかな?とぼんやり思いつつ、細かい部分までは全然知りません。ウィキッドは、突然出てきたような気が……。

そして何より驚いたのは、この作品が「パート1」だったことです。前もって調べていなかったので、まさか続きがあるとは思わず、物語が一区切りついたところで「えっ、ここで終わるの?」という気持ちになりました。最近は映画でも前後編やシリーズ構成が多くなってきましたね。その分、エピソードをしっかり描けるので作品の深みは増しますが、続きが気になるのを我慢するのが少し大変です。

ミュージカルが好きなので、全体的にはとても楽しめました。映像の美しさやスケール感、衣装の細部までこだわりが感じられて、さすが映画版だなと思いました。音楽も素晴らしく、特にエルファバが力強く歌う場面では、感情がぐっと伝わってきて胸に響きました。

あと、グリンダのコミカルなところが笑います。本当の優しさを知らないグリンダということで、外見重視の思想が行動に現れてます。髪の毛を後ろに振る動作が、かわいい顔に比例して身体動作が大げさで可笑しい(笑)。

嫌だなと思ったのが、フィエロが図書室で踊るところ。いくら楽しいことが追求するからと言って、本を足蹴にするのは許さん。本物じゃなくとも、踏んだり蹴ったり、視覚的にめちゃくちゃ嫌な感じがしました。回転する本棚があって、ファンタジーぽくて素敵な図書室だったのに、高揚感がだだ下がりになりました。

今回は吹替版で鑑賞したのですが、歌のシーンに関してはやはり字幕版の方が原曲の迫力が伝わるかもしれないなと感じました。次はぜひ字幕でも観てみたいです。

今作がパート1ということは、おそらく次作だけでは終わらず、3部作、もしくはそれ以上になる可能性もありそうです。それでも、映画館の大きなスクリーンと音響で、あの世界観を再び体験したいと思える作品でした。

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