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映画『岸辺露伴 懺悔室』感想と見どころ

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』を観てきました。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ作品で、映画としては第2作目です。

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』公式サイト
【5.23fri公開】荒木飛呂彦原作×邦画初“オールヴェネツィアロケ敢行! 罪深き“告白“が招く、極上サスペンス。

原作の『ジョジョの奇妙な冒険』は、たしか『ジョジョリオン』の途中まで読んだ記憶があります。でも、友人に借りて読んだだけなので、岸辺露伴がいつどこで登場したのかは正直まったく覚えていません(笑)。

今回の映画では、露伴がイタリア・ベネチアの教会で、仮面をかぶった男の懺悔を聞くところから始まります。その内容は、かつて誤って殺してしまった浮浪者からかけられた呪いについての告白でした。彼はそれ以降、「一番を選ぶと絶望を味わう」という運命を背負い、いつも二番手を選んで生きているというのです。

男の語る話は重く、空しさと恐怖がじわじわと押し寄せてきます。けれど、その重苦しさが、ベネチアの美しい風景と重なって、映像としてとても印象的でした。建物や水路のシーンはどれも絵画のように美しく、教会の天井絵やマンションの壁面・家具まで、まるで美術館のような世界でした。背景がここまで心に残る映画は久しぶりです。

スタンドバトルのような派手な展開は少ないですが、静かな緊張感と語られる過去の物語にじわじわと引き込まれていきます。ホラーのようでもあり、心理劇のようでもあり、どこか品のある怖さが心地よかったです。

ちなみに、入場特典ももらえました。こういうちょっとしたおまけって、やっぱり嬉しいものですね。

ジョジョシリーズを知らなくても、短編サスペンスとして楽しめる内容でしたが、原作を知っていればもっと深く味わえるかもしれません。映像美と余韻が印象的な、静かで見応えのある一作でした。

AIにイラスト作ってもらった……ナニコレ……。

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