長い間、気になっていた実家の処分が終わり、これでひとつ肩の荷が下りました。
そんな実家でしたが、処分される前に、1度だけ中に入ってきました。ゴミ屋敷のような状態になっていた実家に入るのは、かなり勇気がいりました。まず靴カバーをつけ、手袋をはめます。そして、靴を脱がずにそのまま家の中へ入りました。
玄関の扉の前には段ボールやラックなどが置かれていて、それらをかき分けながら中に入っていきます。
私室だったところは埃っぽくなっていましたが、目立つところにカビはありませんでした。一方で、カーテンやじゅうたんはかなり劣化していて、触るとボロボロと崩れてしまうような状態でした。
そんな状態でしたが、机の中や引き出し、本棚やタンスの中は、思っていたよりもひどくありませんでした。少し埃っぽいくらいなので、持ち帰ろうと思えば持ち帰れるものもたくさんあります。
ただ、持ち帰れるのはトランクケース1個分。そして、実家にいられる時間も1時間ほどしかありませんでした。限られた時間の中で、どれを持ち帰るかを考えます。
結局、どこに何をしまっていたのか思い出せるものを中心に、持ち帰るものを選びました。
その結果、持ち帰ってきたのは、小学校・中学校・高校の卒業アルバムと、ナウシカ関連のものです。
一方で、持ち帰ることができなかったものもたくさんあります。アルバム、手紙や年賀状、小説、コミック、ぬいぐるみ、お土産でもらったものなどです。
そして、実家にはピアノも残っていました。
そのときは、限られた時間の中、有害物質が発生してそうな部屋の中で探していたこともあり(笑)、何をどこにしまっていたのか思い出せないものもありました。
ところが、実家の処分が終わってから、「そういえば通知表は本棚にしまってあったな」「部活で使っていた道具もあったはず」と思い出しました。
思い出したときには、もう取りに行くことはできません。
あのとき、もう少し時間があれば。もう少し落ち着いて家の中を見ていれば。そう思うと、やはり残念な気持ちになります。そもそも、それまでに時間は何十年とあったのですから、今さら言っても仕方ありません。
特に、手紙や年賀状などは、今となってはもう取り戻せません。長い間帰っていなかった実家なので、処分することになるまで、自分が何を残していたのかさえ忘れていたものもたくさんありました。
実家じまいでは、家そのものだけでなく、そこに残してきた思い出も一緒に手放すことになるのだと、今回あらためて感じました。
持ち帰ることができたものはほんの一部ですが、その中には、家にいた時の自分を思い出させてくれるものもあります。
結局、持ち帰ることができたのは、トランクケース1個分だけでした。それでも、何十年も前の自分が残したものを少しだけ手元に戻せたことは、よかったと思っています。
と、しみじみ書きましたが、持って帰ってきたものは、コミックと王蟲!他。
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