刺繍の展覧会を見たくて、東京都美術館へ行ってきました。……が、休館日でした。火曜日なのに、なぜだ!? と入口で立ち尽くしました。事前確認、大事です。いつものやらかしです。
とはいえ、せっかく上野まで来たのにそのまま帰るのはもったいないです。ということで、急きょ予定変更して上野動物園へ行くことにしました。ちょうどパンダ返還のニュースが15日に出たばかりで、どうせ見られないけど、どれくらい並んでいるのかだけでも確認しておこうと思って。
ネットでは、パンダの待ち時間、3時間から4時間と出ていました。15日にニュースが出た直後です。みなさん情報が早すぎます。今はネット予約制ですが、そのうち抽選になるらしいですね。いなくなると思うと見たくなる気持ちがむくむくしてきますが、さすがにそこまで並ぶ根性はありませんでした。いなくなると思うと寂しいですが、年間1億円のレンタル料は不満だったので、返還については申し分ありません。
久しぶりの上野動物園でしたが、園内はとにかく広くて、歩いているだけでも気持ちがいいです。散策目的でも十分楽しめますし、何より入園料が大人600円という良心価格です。しかも、ぐるっとパスの対象施設なのが嬉しいポイントです。予定とは違いましたが、結果的には大正解でした!
この日は動物解説員による動物ガイドも聞くことができました。平日はほぼ毎日1回行われているそうで、今回は「狩りをする鳥」がテーマでした。フクロウから始まり、タカやワシなど大型の猛禽類の説明が続きます。夜に狩りをするフクロウと昼に狩りをするフクロウの違い、獲物を捕まえるためのそれぞれの鳥の足の指の向きの違い、死肉を食べる鳥ならではの特徴など、知らないことばかりでとても面白かったです。猛禽類がこれだけ揃っている動物園は、なかなか見かけない気がします。
ほかの動物たちも、見どころだらけでした。
微動だにせず、ひたすらどこかをにらみつけているハシビロコウ。
かご全体に果物がたくさんあるにもかかわらず、一か所に異様な集中を見せて餌をむさぼるコウモリたち。
古タイヤに謎の情熱を注ぐゾウ。見たことないほど俊敏に、いじり倒してた。
微動だにしないイグアナ。口元の菜っ葉の食べかす取ってあげたい。
美術館の休館日という予想外の展開から始まりましたが、結果的にはとても満足度の高い一日になりました。上野動物園、やっぱり侮れません。さすがです。
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