美術展では、15歳から90歳現在の作品まで展示されているので、その年代ごとに見たことのある作品があります。自分の思い出と、作品が重なっているのを発見すると、すごく嬉しくなりました。そして、ほとんどの作品が撮影可能なのもよかったです。
私が、宇野さんの絵を意識するようになったのは、雑誌「詩とメルヘン」からです。それまでは、何だか見たことある絵だなーとしか思っていなかったんですけど、雑誌切っ掛けで、いろんな場所で気付くようになりました。すると、雰囲気の違う作品が多々あるじゃないですか。自分が10代の頃は、あの独特に雰囲気にあまり魅力を感じなかったんですけど、年を経るごとに好きになっていった作家さんです。やなせさんが亡くなってからは「詩とファンタジー」の雑誌表紙を担当されていて、毎回楽しみです。
作品としては、マックスファクターのポスターが展覧会のポスターにも使われていますが、本当に幅広く活躍されていて、驚きでした。いろんなところで見るなーとは思っていたんですが、時代物の挿絵とか、歌舞伎のポスターの仕事もされているのはびっくりしました。写実的な絵も凄くいろっぽいです。
休日に行ったからか、はたまた時間予約はなかったからか、開場時間前でも結構並んでいました。15分くらいでやっと入れた感じです。チケット持っていても持っていなくても、並ぶ場所は同じだったので、未購入でも余計な時間が掛からなかったのはよかったです。一回りして、12時半ごろ出てきましたが、その時間になると受付は並んでいなかったので、開始直前に来るよりも、かえって午後の方が空いているのかなと思いました。
展覧会とか個展とか、何回かやっていますが、はじめて今回行けたのでよかったです。そして、展示会場のオペラシティの建物が吹き抜けになってて、かっこよかったです。中庭にはベンチがあるし、時間があったら長居したいところでした。
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