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【ぐるっとパス】清澄庭園と現代美術館

梅雨に入ってしまったので、なかなか晴れ間に遭遇できないのが今週の悩みどころです。

今回まずは、朝一番に清澄庭園へ行ってきました。開園と同時に入園したので、静かで落ち着いた時間の中、ゆっくりと散策することができました。はなしょうぶは見頃を迎えていて、みずみずしい感じがとっても綺麗でした。スタッフの方が枯れた花を丁寧に摘み取っていて、お手入れが行き届いていました。園内には紫陽花もいくつか咲いていて、爽やかな空気の中、緑とのコントラストがとても美しかったです。池のほとりでぼんやりと景色を眺めるひとときが、とても心地よく、気持ちが整いました。

その後は、徒歩で東京都現代美術館へ移動。ちょうど開館30周年を記念した「MOTコレクション 9つのプロフィール 1935→2025」という展覧会が開催中で、こちらを鑑賞しました。90年にわたる現代美術の流れを、10年ごとに区切った9つの部屋で紹介するという構成で、まるでタイムトラベルをしているような感覚になります。さまざまな作家さんの作品が一度に見られるのが楽しくて、「あ、この作風好きだな~」と思える新たな出会いがたくさんありました。

中でも、私のお目当てだったのは、淺井裕介さんの「泥絵」。いろんな土地から採取した土を使って描かれた作品なのですが、土とは思えないほど色彩が豊かで驚きました。大きな壁いっぱいに描かれた絵は、ダイナミックなのにどこか繊細で、生き物の姿もたくさん登場します。形の整った生き物だけでなく、目だけちょこんと描かれてるのもかわいいんですよ~。

もうひとつ印象に残ったのは、照屋勇賢さんの作品。ペーパーバックを切り取って作られた木の作品で、彩色されていないのに、紙の印刷部分の色だけで枝や葉を表現していて驚きました。袋の中に、新しい生命があるって感じで、とても感動的でした。

ぐるっとパスで気軽に楽しめる名所、美しい庭園と刺激的なアート空間。季節の移ろいとともに、また違う表情を見せてくれると思います。次は紫陽花を見に行きたいなぁ。

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